輸送の運賃値上げでおきる変化

店舗型ディスカウントストアは店舗の不動産等の費用と万引き対策の費用と人件費がかかり、ネットショップは決済費用と郵送費用と宣伝費用がかかります。
この両者のアービストラージによるバランスを考えると、店舗型は単位面積あたりに大量の商品を積み上げる密度が高くRFiDタグで効率的に万引き対策をするドン・キホーテ型と、クリックポスト等の安い郵送手段で高回転で商品を管理するネットショップがバランスしているといえます。
ここで、10月から輸送コストが上がると、安い輸送手段に頼っている安売り型のネットショップが苦しくなります。運送業者は粗利が上がるので売り上げは落ちても利益はそれほど変わらないと思います。さて、この減った売り上げの穴を何の需要が埋めるのか、というところが、興味深いところです。
ネットショップがあろうがなかろうが、私たちは収入に応じた消費をします。近くのスーパーなりディスカウントストアに行けば消耗品を大量に買いますし、店舗は消耗品をバラバラに配送するよりも確実に配送の数が減ります。
しかし、ネットショップに慣れた人は重い荷物を運びたくないと思うでしょうから、ネットショップと実店舗の中間の形態が増えていく気がします。中間といえば、生協やヤクルトやピザなどの地域配送のジャイロキャノピー なんかをよく見かけますが、こういったものが色々と組み合わさった複合的なサービスが生まれるのではないかと思います。

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